土木遺産講演会

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土木遺産講演会

 山梨県では、講演会を通じて、県民にインフラ施設の価値や魅力に興味や関心を持ってもらうとともに、県民生活の安全・安心や利便性の向上など、社会経済活動を支えているインフラ施設整備への理解を深めてもらうことを目的に講演会を開催しています。
 また、建設産業に携わる若い人が自分の仕事に誇りを持ち、これから社会に出る大学生が将来の職業の選択肢としての意識が高まるといった担い手確保や育成にもつながるような講演会を目指しています。

令和年度

「暴れ川!御勅使川の治水と扇状地利水の歩み」
~国指定史跡堤防遺跡調査の最前線~

令和4年度の土木遺産講演会は、下記のとおり開催しました。多くの方のご来場ありがとうございました!
 
講 師:斎藤 秀樹氏(南アルプス市教育委員会 文化財課 文化財担当)
日 時:1月18日(水)午後2時~4時
場 所:南アルプス市桃源文化会館 桃源ホール
特 典:やまなしインフラカード「信玄堤・源堰堤・芦安堰堤」のうちいずれか2枚を持参した方に、
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来場者:100名
概 要:
かつて御勅使川は暴れ川として知られ、近代まで多くの洪水を起こしてきました。

その一方御勅使川によって形成された扇状地は常習干ばつ地で、「月夜でも焼ける」とうたわれるほど水不足で苦労した地域でした。
そのため、西郡(にしごおり)では堤防を築き洪水を治め、徳島堰などを開削して水を引く知恵と技術が積み重ねられ、日本を代表する治水・利水の先進地となり、現在の果樹王国が誕生しました。
今回の講演では、国指定史跡御勅使川旧堤防(将棋頭・石積出)など堤防遺跡の最新の発掘調査成果や徳島堰の研究を紹介しながら、その歴史を紐解きます。
講演会チラシはこちらR4土木遺産講演会 チラシ